噛み合わせと身体の関係
顎関節症や噛み合わせが治った症例(体験談)
人間は重力に逆らって立っているため、いろいろな筋肉を使ってます。あごのライン、肩のライン、腰のライン、足のラインがいずれも水平で中心軸(身体の縦の軸)に対して左右対称になっていれば、筋肉は必要最低限の動きで重力とのバランスを保ち、様々な動きも無理なくスムーズに安定することができるのです。身体は臓器を入れている容器」です!
姿勢良く正しい状態であれば、内臓も順調に動くことが出来ます。同じ姿勢を長く続けていると肩を凝ったり、首筋とかが痛くなったりしませんか?長い時間歩いたりすると、足の裏やふくらはぎが痛くなったり、疲れなども感じると思います。
バランスを崩すような姿勢をとると、その姿勢を保つために一部の筋肉が緊張し、重力に抵抗します。これが長く続くと、コリや痛みとして出現してしまいます。身体は全てにつながっているため、ズレが生じた場合、バランスを取ろうとしていろいろな症状が出てしまうのです。身体にゆがみがあると、噛み合わせもズレを生じてくることになります。
実は、噛み癖や寝る時の姿勢、枕の高さや形などの日常の習慣で噛み合わせのズレが起こります。噛み合わせのズレや身体のゆがみがひどくなれば体調も崩れ、体調が優れないと心も落ち込むという悪循環になります。日常の生活で足を組んだり、横に向いたまま寝るなどの癖を直したり、片べりの靴を履かない、片側ばかり噛まないなど気を付ける事も大切です。
あなたの肩こり、もしかして噛み合わせが原因かも

姿勢が悪いと肩こりや腰痛が起こりやすいことは誰でも経験的に知っています。噛み合わせのズレが姿勢や、身体のゆがめるために起こる代表的な症状でもあります。姿勢と深い関係がある肩こりは姿勢の左右の対称が崩れると肩こりが引き起こされるといわれています。実際肩こりに悩む患者さんの多くに噛み合わせが不安定で、上下の歯の中心線がずれている(開口時の偏位)が認められます。これは噛み合わせのズレによって頭の位置が重心からズレているために、顎関節を支える筋肉に負担がかかり、顎関節の筋肉とつながる首の筋肉に過緊張をもたらし、その緊張などで肩の筋肉も絶えず緊張することによって、筋肉内の結構が悪くなるのが原因と考えられます。

肩こりと同時に、首筋のコリや痛み、腕の痛みなど伴うかたもいます。また、頭痛に悩む人も噛み合わせからくるものがあり、特に肩こり、首筋のこり、後頭部の思い感じを伴う「筋収縮性頭痛」では多くの人に噛み合わせのズレが認められます。
腰痛も姿勢や身体のゆがみから引き起こされます。これは骨盤が前傾している人に多く見られます。骨盤が前傾して脊柱が腰椎のあたりで曲がってiいるのが痛みの原因です。顎の関節(顎関節)周辺に何らかの異常がある「顎が痛い」「顎が鳴る」「口が開けづらい」などが主な症状である慢性的な疾患で、あごの関節に痛みや不快感や関節の痛みがなくても、肩こり、頭痛不眠、目や鼻の不快感などに悩まされている方も少なくないようです。